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2010年6月 6日 (日)

今日も、ザトウ

みなさん、こんにちは。

ささもり@羅臼です。

今日の午後には、羅臼名物の濃霧も晴れ、とても良い天気。

久しぶりに霧のベールをはいだ羅臼岳の雄姿を見ながら、航海しました。

このところ、世間?をにぎわしている数頭の羅臼ザトウ。

今日も、いました。

落ち着きなく潜る・浮上するを繰り返し、何か探しているのかな?

という雰囲気でした。いったい、いつまでここで落ち着いていてくれるのか・・・。

小笠原や座間味のザトウ人たちも、興味津々でしょうね。

最後は、黒々とした急峻な山肌に残る真っ白な雪渓と群青色の

海との狭間に、高々と掲げられたザトウクジラの尾びれをみながら、港へ。 

日本では決して撮れないと思い込んでいた、雪山が背景のザトウの尾びれ。

誰もがため息ものの光景です。

いいですね、日本の海。大切にしたいですね、みんなの宝物。

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さて、先日、私がここに書いたブログの内容が、一部の方に誤解を与えて

しまったようですので、ここで、ご説明とお侘びを。

「船とクジラが互いに近づきすぎる」は、良いか悪いかは別として、小笠原や座間味

の海でザトウウオッチングを経験している者の目には、明らかな事実です。

ただ羅臼では、ザトウの性質や動き方、彼らとつきあう上での適正な距離などを知る

にはまだ、ザトウ日数が浅いのですから、それで当たり前。

だったら、これからどうする?ということが大切で。

羅臼にもすでに自主ルールがあるとのことですが、今後、ザトウの回遊率が増えてい

くならば、ザトウ先輩の小笠原や沖縄県ざまみ村とも意見交換し、彼らが経験に基づき

ザトウに特化して作ったルールなども参考に、羅臼ではどんなザトウウオッチングが

むいているのか探っていくのが、この海にやってくるザトウたちにとっても観光船

にとっても最良と、私は信じています。

ザトウ先輩の海域での、接近距離に関する規制はとても厳しい。

それは、日本沿岸に回遊するザトウたちには、回遊目的や日本沿岸の海上環境など

色々な要素がからんでできる、彼らなりの性質があるからなのではないでしょうか。

また、「傷だらけのザトウの子供」の話は、シャチやニタリなど、ザトウに限らず、

世界中のフィールドで心配されながら、現実に起こってしまっている事故です。

国内でも、スクリューに接触して傷だらけになったり死亡したりする、もしくは

ブリーチングしたクジラが船のマストを折るなどの事故が起こっており、関係者なら

誰もが心配している痛ましい現状です。

そんなことが羅臼で起こったりしないように、という気持ちで書いたつもりです。

特定の観光船や地域を批判するのが目的ではなく、羅臼で予想される危険をとりのぞ

き、これからもずっと、クジラと人とがより良い関係を築いていける海であってもらうため

には、今後はザトウのことを視野にいれていくことが必要になる、と、羅臼のビッグ・ファン

としていいたかったのです。

本意が伝わらず、批判を公の場でされたと感じた方がいたとすれば、それは私の言葉

足らずに原因があったと反省しています。 申し訳ありません。

羅臼の大いなる海と動物たちを、色々な立場の者が意見や知恵をだしあって

ず~っとずっと、一緒に守っていきたい。

これが、前回のブログの本意であり、願いです。

ささもりことえ

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