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2012年7月30日 (月)

アイヌ民族とシャチ その接点は?

みなさん、こんにちは。
笹森です。

突然ですが、
アイヌ民族ってご存知ですか?

超おおざっぱに説明すると、
はるか昔から、
北海道を中心とする東北以北で、
厳しい自然と寄り添ってくらしてきた
威風堂々たる、先住民族たちです。

小さい頃から、日常的に接していたわりに、
彼らの文化に対し、特別に関心をもったことはなかったのですが、
成長し、クジラのことをやるようになってから、
俄然、興味がわきました。

実は、
彼らが連綿と語り伝える物語の中に、
クジラやシャチがちょこちょこ登場するのです。
中でもシャチは、「レプンカムイ=沖の神様」として、
あがめられていたようです。

過去に、幾度か、
アイヌ民族とシャチの関わりを研究する人々に出会い、
野生のシャチの行動パターンをお話したり、
シャチの写真を提供してきましたが、
研究者らの話によると、
アイヌ民族が口承で伝えているシャチの狩りの様子は、
私が目にする実際のものと、ほとんど変わらないようです。


話は変わりますが、
北海道の地名のほとんどは、
アイヌの人々がつけた地名に、
同じ音の漢字をあてたものなので、
なんだか意味不明の地名が多いのですが、
そのもともとの意味を探ると、
実によく、その地の特徴を表した地名なんです。

地名をきけば、
その場所のことがよくわかるようになっているんですね。
たとえば、知床は、アイヌ語の「シリエトク」に漢字をあてたものですが、
漢字をみても、ちんぷんかんぷん。
でも、アイヌ語では、「地の果てるところ」を意味するそうで。
確かに、知床半島より先に大地はなく、大きな海が広がっています。

自然のことも、動物のことも、じっと観察し、正確に表現した人々なのですね。


知れば知るほど知りたくなる、
そんなアイヌの方たちに、興味をもった方。

先に触れた研究者は、サラ・ストロング博士。
著書は「Ainu spirits and singing 
(アイヌ・スピリッツ・アンド・シンギング)
」です。
(残念ながら英語です)

また、
その本を紹介した記事はこちら
ちなみに、シャチ数点の他に、かっこいいお父さんギツネや、
海を背景にしたエゾシカの写真も提供しています。

また、
地名について、もう少し知りたい方は、こちら


そして、さらにディープに、
彼らの世界に浸りたい方は、
大学書林さんから出版されている、「アイヌ神謡集辞典」なんていかがでしょう。
私もこの夏は、どっぷり浸ります〜。

ちなみに、
“大学書林”とは、
最近、知人のご紹介で思いがけずご縁がつながりました、
正統派の出版社さん(とこちゃん、ありがと!)。
かけがえがないんだけど、忙しい日々の中ではつい忘れられてしまいがちな、
そんな“世界の美しい宝物”を守ろうとしている、出版社さんです。

ささもり

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