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2013年2月10日 (日)

洞爺湖・有珠山ジオパーク 

みなさん、こんにちは。

月初めに釧路の展示作業から戻り、今は室蘭近隣でパタパタしております、

ササモリです。

 

去る土曜日には、

洞爺湖・有珠山ジオパーク推進協議会」さんのご指名で、

昭和新山や有珠山にほど近い会場で、講演をしてきました。

H250209_geocafe

みなさんもきっと名前をご存知の、「洞爺湖」と「有珠山」。

日本で初めて世界ジオパークに登録された自然遺産的、

貴重な地域です。

実は、

一見、無関係そうに見える噴火湾、

そして、そこに生きる海洋生物たちも、(もちろん私たち人間も)

有珠山の活発な活動の恩恵に預かっているんですよ。

 2013020917010000

(写真は、薄い夕焼け空に、肩(頭?)を並べてそびえる、

有珠山(左の高い山)と昭和新山(右)。)

遥か昔。

噴火によって崩壊し、

噴火湾へとなだれこんだ有珠山の山体の一部が、

ごつごつと複雑な海底地形を型作り、

小さな生き物達の良い生活の場となって、

豊かな海洋環境の地盤を築いたそうで。

しかも、初期の溶岩は,鉄分たっぷりだったとか。

豊かな噴火湾の基盤をつくってくれた、大切な成分です。

いつも船から見上げている有珠山が、

そんな風に噴火湾を支えてくれていたなんて、なんだか不思議。

頭が吹っ飛んだユーモラスで無骨な姿が、

雄々しく、温かく、見えてきます。

それにしても、海と森、空、そして火山。

この地球で、つながっていないものは、ないんですね。

 

なんてことを、我ながら改めて感じさせていただいた、経験でした。

会場では、全国のジオパークの紹介コーナーもあり、にぎやかな雰囲気。

 2013021000010000

↓は、開演時間を待つ、スタッフのみなさん。

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今回の「ジオカフェ」。

地元でガイドを目指す人や関係者だけでなく、

大人も子供も関心が薄い人も濃い人も、広く一般の方も巻き込み、

より多様な分野から有珠山と洞爺湖ジオパークを見つめ直そうとする

新企画だったそうで。


その映えある第一回目に推薦・起用してくれた中谷さん、スタッフのみなさん、

ありがとうございました!

有珠山に見守られている者同士、これからも、ずっと、よろしくお願いしますね。

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ささもり

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