洞爺湖・有珠山ジオパーク
みなさん、こんにちは。
月初めに釧路の展示作業から戻り、今は室蘭近隣でパタパタしております、
ササモリです。
去る土曜日には、
「洞爺湖・有珠山ジオパーク推進協議会」さんのご指名で、
昭和新山や有珠山にほど近い会場で、講演をしてきました。
みなさんもきっと名前をご存知の、「洞爺湖」と「有珠山」。
日本で初めて世界ジオパークに登録された自然遺産的、
貴重な地域です。
実は、
一見、無関係そうに見える噴火湾、
そして、そこに生きる海洋生物たちも、(もちろん私たち人間も)
有珠山の活発な活動の恩恵に預かっているんですよ。
(写真は、薄い夕焼け空に、肩(頭?)を並べてそびえる、
有珠山(左の高い山)と昭和新山(右)。)
噴火によって崩壊し、
噴火湾へとなだれこんだ有珠山の山体の一部が、
ごつごつと複雑な海底地形を型作り、
小さな生き物達の良い生活の場となって、
豊かな海洋環境の地盤を築いたそうで。
しかも、初期の溶岩は,鉄分たっぷりだったとか。
豊かな噴火湾の基盤をつくってくれた、大切な成分です。
いつも船から見上げている有珠山が、
そんな風に噴火湾を支えてくれていたなんて、なんだか不思議。
頭が吹っ飛んだユーモラスで無骨な姿が、
雄々しく、温かく、見えてきます。
それにしても、海と森、空、そして火山。
この地球で、つながっていないものは、ないんですね。
なんてことを、我ながら改めて感じさせていただいた、経験でした。
会場では、全国のジオパークの紹介コーナーもあり、にぎやかな雰囲気。
↓は、開演時間を待つ、スタッフのみなさん。
今回の「ジオカフェ」。
地元でガイドを目指す人や関係者だけでなく、
大人も子供も関心が薄い人も濃い人も、広く一般の方も巻き込み、
より多様な分野から有珠山と洞爺湖ジオパークを見つめ直そうとする
新企画だったそうで。
その映えある第一回目に推薦・起用してくれた中谷さん、スタッフのみなさん、
ありがとうございました!
有珠山に見守られている者同士、これからも、ずっと、よろしくお願いしますね。
ささもり
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