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2013年7月 8日 (月)

カマイルカのふるさと 噴火湾

みなさん、こんにちは。

さかまた組のささもりです。

 

さて、

カマイルカが、わんさか来ている、噴火湾。

 

昨日は、母と赤ちゃんのペアが集まったママ友軍団が現れるなど、

毎夏恒例・ベビーラッシュも始まっています。

 

ところで、なんで噴火湾にくるんだろうねえ?と思っているみなさんの

ために、先日、北海道新聞に地方版に掲載されたエッセイの亜種版を

 

 

噴火湾の秘密 〜カマイルカのふるさと〜

「なぜ噴火湾にイルカが?」

話しはそこから始まった。

東海大 生物学部@札幌キャンパスの講義でのことだ。

 

    野生のイルカに会ったことも、小型ボートで海へ出たこともなく、

「噴火湾ってどこ?」な〜んて顔をしている学生達を前に、

こちらはがぜん、熱が入る。

 

No4

 ご存知だろうか。

北海道全体の水産資源水揚げ量の1割を占める海、それが噴火湾。

釧路や羅臼に負けない、力強い海なのだ。

では、どこにその源があるのだろうか?

 

 春に起こる植物プランクトン大発生、半年いれかえで湾に入る

親潮と津軽暖流水、有珠山や駒ヶ岳の噴火が造った魚礁、

雪解け水を大量に運んでくるたくさんの河川・・・

噴火湾は、空と大地と海が総力結集して生み出す生命のるつぼだ。

 そんな噴火湾の豊さを北の海を子育てに利用するカマイルカ達が

見逃すはずがない。 

ということで、毎夏のカマイルカ参上!となるわけだ。

 

 大学での指導は、動物だけでなく海洋物理、調査実習についての

指導など多岐にわたるのだが、海洋物理が苦手のわたし。

講義の前の準備の苦労は半端でない。

でも、知識の荒海を越えると、噴火湾がそれまでよりもさらに

偉大にみえてくるだから、頑張りがいも、あろうというものだ。

No2

 講義を聴き終えた学生たちも同じ気持ちに違いないことを、

彼らの瞳の輝きが物語る。

8月が来たら、一緒に海へこぎだそう。

噴火湾の豊かさをその身に映すカマイルカが、君たちを待っている。


海洋生物調査員 笹森琴絵

  (北海道新聞社自然大好き 7月7日掲載エッセイの第1稿=ボツ版)

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